米・イーベイは8月12日、グローバルなECモール「eBay.com(イーベイ・ドットコム)」において、日本語によるサービスを開始した。まずは日本語での商品検索などに対応し、22年中にモール内の日本語化を完了する予定だ。越境ECが進む中、日本のユーザーの利用促進を図る。
「eBay.com」は、15億点超の品ぞろえを誇る世界最大規模のECモール。今回、日本語によるサービス提供を開始し、商品のタイトルや説明文の日本語化に加え、商品検索の日本語対応を開始した。日本のユーザーは世界中から出品されている商品を日本語で検索し、購入できるようになる。
イーベイのグローバル新興市場ゼネラルマネージャーを務めるイリヤ・クレトフ氏は、「日本はイーベイにとって重要な市場だ。日本の消費者は、世界で最も熱心なコレクター、ファッション愛好家、ガジェットや車の所有者として知られており、当社の統計データでもそれが証明されている。日本の消費者に日本語によるサービスを提供することは、私たちにとって最優先事項と言える」と話す。
今回の日本語化は、デスクトップやモバイル用のウェブサイト、アンドロイド向けアプリで対応している。iOSアプリでは今年9月に対応する予定。ECモール内の完全な日本語化については、22年中に実現する計画だという。
イーベイ/日本語サービス開始/まずは商品検索、22年中に完了(2021年8月26日号)
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