ZOZO 20年4―12月期/商品取扱高は19%増/巣ごもり拡大やCM効果で顧客増加

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 ZOZOの20年4―12月期(第3四半期)における全体の商品取扱高は、前年同期比19.8%増の3042億4300万円だった。コロナ禍で巣ごもり需要が拡大したり、テレビCMを放送したりしたことで、購入者数が増加。「PayPay(ペイペイ)モール」経由の商品取扱高は、161億2900万円にまで拡大している。
 ファッションECモール「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」の商品取扱高は、同9・2%増の2668億4500万円だった。20年5、9、11月にセールイベント「ZOZOWEEK(ゾゾウィーク)」を実施。同年11月にはセールの時期に合わせてテレビCMを放送し、集客を強化した。
 19年12月にヤフーが運営するオンラインショッピングモール「PayPayモール」に「ZOZOTOWN」として出店した。現在は「ZOZOTOWN」に出店している約9割のブランドが「PayPayモール」でも販売しており、売り上げを徐々に拡大している。
 才能やセンス溢れる個人とともにファッションブランドを作るD2C事業を始動し、20年10月から販売を開始している。取り扱いアイテムはまだ少ないものの、出足は好調で即日売り切れになる商品も続出した。
 21年3月期の商品取扱高は期初計画から上方修正し、前期比18.5%増の4090億円を見込んでいる。
 3月にコスメ専用モールを立ち上げたり、ラグジュアリー専門ゾーンを開設したりする。商材に合った売り場を作り、新たなブランドや商品の取り扱いを拡充。プロモーションも強化し、商品取扱高の拡大につなげる。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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