アッチェ/国立大学で水素セミナー開催/会員ら180人が参加

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あいさつする南部景樹社長

 アッチェ(本社東京都、南部景樹社長)は8月24日、長岡技術科学大学で「無機系材料の水素吸蔵構造に関する技術開発セミナー2019」を開催、全国から180人が参加した。
 アッチェが同大学でセミナーを開催するのは今回が2回目。「第2回長岡技術科学大学&株式会社アッチェ共同研究プロジェクト進捗報告会」と題し、2013年から始めた共同研究の成果を報告した。今年のセミナーは、基礎編と応用編の2段階で実施。長岡技術科学大学の斎藤秀俊教授を講師に「水素ベーシック(基本)編」と「水素アドバンス(応用)編」を行った。
 アッチェは18年1月から「長岡技術科学大学技術開発センタープロジェクト」に参画。同大学と20年12月まで「無機系材料の水素吸蔵構造に関する技術開発」を行う。これまで、「サンゴカルシウムに水素を化学結合(G2・第2世代)」に続く、「サンゴカルシウムに水素を物理吸着(G3)」の研究に着手。プロジェクトは、第4世代、第5世代の素材開発まで計画している。
 齋藤教授は、水素吸入や水素水、サプリメントの水素の特徴について説明。
 南部社長はあいさつで、創業からこれまでの経緯について説明。「水素は人助けという考えのもと、長岡技術科学大学と3年契約で技術開発研究を行っている」と説明。「開発中の水素の素材はもちろん、サプリメントも視野に入れているが、どこかで誰かの役に立てるのであればこれは有益なものだと信じ、どんどん新しい研究を進めていきたい」と話した。
 南部恵治会長は「創業から13年の間に、水素に対する世間の見方が大きく変わってきた。世界中で水素に対する研究が進んでいる」と話した。さらに「水素は今後さまざまな用途で使われるものと推測される。皆さんとともに、東京五輪、大阪万博までに水素の地位を高めていきたい」と意気込みを話した。
 オープンキャンパスとなった大学内では見学会を開催した。現役の大学生による「水素吸蔵放出評価装置」「ガスクロマトグラフ」「電解放射型走査型電子顕微鏡」の設備案内を行い、ガスクロマトグラフを使った水素の測定方法に関する実験を、ユーチューブでライブ中継した。

全国から180人が参加した技術開発セミナーの様子

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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