LINE/決済サービス拡充/事業会社買収や補償制度導入

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 LINE(本社東京都、森川亮社長)は2月10日、子会社を通じ、カード決済サービスを提供するウェブペイ・ホールディングス(本社東京都、久保渓社長)を買収すると発表した。ノウハウを持つ事業者を傘下に入れることにより、同社の決済サービス「LINE Pay」の加盟店審査を迅速化し、システム対応を強化する狙いがある。同5日には、「LINE Pay」において、不正利用被害による損害を補償する制度を導入した。決済サービスを拡充することにより、ECモールなどの利用促進を図る。
 LINEグループで決済事業を行うLINE Pay(本社東京都、舛田淳社長)が、カード決済サービス「WebPay(ウェブペイ)」を提供するウェブペイ・ホールディングスを子会社化する。「WebPay」は加盟店向けサービスに定評がある。最短3営業日で加盟店審査を完了できるほか、加盟店のシステムとのつなぎ込みが数時間で行えるAPI連携機能を提供している。
 「LINE Pay」は低い料率や銀行などと連携したサービスを売りに、14年12月から加盟店募集を行っている。「WebPay」のノウハウを活用し加盟店の審査期間を短縮したり、決済サービスを導入する加盟店システムとの連携機能を強化したりしたい考えだ。

(続きは本紙2月12日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ