化粧品通販のJIMOSを傘下に持つナックの通販事業の売上高は、前期比3.3%減の94億8500万円となった。JIMOSの主力である、「Macchia Label(マキアレイベル)」と「Coyori(コヨリ)」の両ブランドにおいて、新規顧客数が伸長したが、既存顧客の売り上げ単価が減少したため減収となった。
営業利益については前期比1.5%増の1億4700万円となった。売上高の減少を補うために、新聞や雑誌などの広告費を含む販売促進費を抑制した結果、営業利益は前期を上回った。
19年3月期の事業目標についてJIMOSの小林貴之社長は、「台湾、ベトナムといったアジアの国々で店販・通販の両方で展開を強化する1年にする。現地のパートナーと徐々に展開を進めており、シンガポール・タイでの展開も視野に入れている」と話している。
ナック〈通販事業〉/18年3月期3.3%の減収/既存顧客の単価減少が影響
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