ファンケル 18年3月期/営業利益は84億円/増収効果で3桁増益に

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 ファンケルが4月26日に発表した18年3月期連結業績は、営業利益が前期比276.4%増となる84億4800万円だった。売上高の2桁増収と原価率の改善で売上総利益率が96億2100万円の増加となり、営業利益の大幅な増加となった。売上総利益率が高い化粧品事業の増収も増益に貢献した。
 売上高は同13.2%増の1090億1900万円だった。積極的な広告投資の効果で、「化粧品関連事業」「栄養補助食品関連事業」と前期比2桁増収を達成した。
 「化粧品関連事業」の売上高は、前期比16.0%増の660億4800万円。内訳をみると「ファンケル化粧品」が同13.6%増の510億9100万円、「アテニア」が同24.5%増の110億4100万円、「ボウシャ」は同38.1%増の31億1900万円だった。
 化粧品関連事業のチャネル別売上高は、通信販売が同10.7%増の274億800万円、店舗販売が同17.8%増の238億2200万円、卸販売他が同25.3%増の66億3800万円、海外は同23.0%増となる81億7900万円となっている。
 「栄養補助食品関連事業」のチャネル別売上高は、通信販売が同4.1%増の136億2200万円、店舗販売は同32.4%増の103億6600万円、卸販売他が同3.4%増の99億2500万円、海外は同28.0%増の20億1800万円となった。
 売上総利益率は71.0%となり前期比0.6ポイント改善。販管費は同5.2%増の689億8300万円だった。だが、増収効果で売上高販管費率は同4.8ポイント改善の63.3%だった。
 増収効果による営業増益で、経常利益も同262.6%増の86億5000万円を計上。当期純利益は同20.3%増の61億9100万円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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