アイケイ17年6―11月期/売上高は31%増/TV、ネット通販がけん引

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 生協ルートを中心とした通販事業を展開するアイケイの17年6―11月期(中間期)の連結業績は、売上高が前年同期比31.3%増となる92億7200万円だった。主力となるメーカーベンダー事業の増収が寄与したためだ。同事業のうちチャネル別の売上高は、テレビ通販やネット通販によるBtoCルートの売上高が、前年同期比で約2.5倍に伸長した。
 事業別の売上高は、アイケイと、子会社のプライムダイレクトが手掛けるメーカーベンダー事業が前年同期比34.0%増の87億500万円。
 子会社のフードコスメが手掛けるSKINFOOD(スキンフード)事業の売上高は同3.1%増の4億7700万円。子会社のアルファコムが手掛けるITソリューション事業は同19.5%減となる8800万円だった。
 メーカーベンダー事業では、生協ルートの売上高が同5.9%増の34億4100万円、テレビ・ネット通販のBtoCルートの売上高は同155.6%増の24億1300万円、他の通販事業者を利用した通信販売ルートの売上高は、同11.9%増の13億500万円となっている。
 BtoCルートの大幅増収は、テレビ通販で取り扱っているEMS機器の売り上げが寄与した。特に今期は「テレビ通販を起点に商品の火を付け、それを生協や通販ルートへ卸して紙媒体での認知性を高めながら、さらに店舗ルートに商品を流すというシナジー効果が寄与した」(飯田裕会長兼CEO)と説明する。
 増収効果によって売上総利益率も43.0%に改善。テレビ通販による広告宣伝費は増加したが、営業利益は同145.4%増の5億1800万円、経常利益は同150.5%増の5億2400万円、中間純利益は同142.9%増の3億7100万円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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