白鳩/小田急電鉄と資本業務提携/新規ブランド、倉庫に資金充て

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 インナーウエアのネット通販を行う白鳩は11月18日、小田急電鉄と資本業務提携を締結し、新株発行により約5億円の資金調達を実施した。第三者割当増資により得た資金は、新規ブランド商品の調達費用や、新規商材を調達するために要した借入金の返済、倉庫のストック機能充実のための資金に充てる予定としている。
 白鳩は業容拡大に伴って、物流機能を強化してきたが、金融機関からの借り入れへの依存が高かった。96万3400株を新たに発行により、小田急電鉄が株式の20・2%を保有する筆頭株主となった。
 小田急電鉄はで百貨店や大型ショッピングセンターなどの実店舗を複数運営しているが、ネット通販事業を重点課題に挙げている。小田急電鉄の実店舗運営と白鳩のネット通販の顧客基盤は異なっていると考え、両社間の経営資源とノウハウを活用して相互補完することを期待し、資本業務提携に至った。
 白鳩の16年8月期の売上高は前期比9・6%増の45億9500万円、営業利益は同11・9%増の1億7900万円、経常利益は同3・2%増の1億6000万円、当期純利益は同4・1%増の1億200万円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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