ナリス化粧品/若年層の獲得を強化/直営サロン2号店オープン

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「柏マルイ」にオープンした新店舗外観

「柏マルイ」にオープンした新店舗外観

 化粧品販売のナリス化粧品(本社大阪府、村岡弘義社長)は8月31日、JR柏駅に直結した商業施設「柏マルイ」に、フェイシャルエステサロン「デ・アイム プラス」をオープンした。同サロンは横浜店に次ぐ2号店。
 同サロンのコンセプトは「美容院感覚で行けるカジュアルなエステ」。化粧品メーカーの強みを生かして、最低価格60分3000円(税別)の美白コースも提供する。
 外観は、テーマカラーのオレンジ色を基調にした温かみのある雰囲気となっている。店舗の外からは、受付カウンターが見えない。これは、「サロン色を出さないことで、無理やり商品を買わせられるのではという消費者の警戒心を和らげている」(プリタージ部直営営業部・村中友和部長)という。
 店舗販売とサロンを組み合わせており、化粧品だけを購入する顧客も獲得していく。
 サロンに連絡すれば製品の配送も可能。時期は未定だが今後、独自で通販を行うことも検討しているという。
 「サロンに対する苦手意識のハードルを下げることで、より多くのユーザーに利用してほしい」(同)と期待している。
 第1号店として14年に開店した横浜店では30~40代の顧客が中心で、リピート率は70%に達したこともあるという。新店舗の近隣には、住宅街が広がっているほか、商業施設の中に構えたことで横浜店よりも若い顧客の獲得を想定している。
 横浜店では新規顧客獲得のため、半年ほどチラシのポスティングを行うなど地道な努力を続け、サロン周辺に住む顧客の信頼を得たという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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