ファミリーイナダ/年内にも直販を開始/職域販売、催事販売に参入へ

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「ファミリーメディカルチェア ルピナス」シリーズ

「ファミリーメディカルチェア ルピナス」シリーズ

 大手マッサージチェアメーカーのファミリーイナダ(本社大阪、稲田二千武社長)はこのほど、年内にも催事販売や職域販売といった直販に乗り出す構想を明らかにした。特定のマッサージチェアについて直販形式でレンタルを行っていく。同社が直販を手掛けるのは初。
 直販事業で扱うのは、今夏発売予定の家庭用医療機器「ファミリーメディカルチェア ルピナス」シリーズ。同商品についてレンタル事業を展開していく。発売当初は、家電量販店ルートで従来通りの卸形式でレンタルを展開。年内をめどに、直販に乗り出していく考えだ。
 直販に参入する理由については、「当社と直接、レンタル契約を締結することとなるため」(営業本部)と説明している。
 なお家電量販店への卸については、「当社が商品を各量販店に卸し、各量販店がそれぞれレンタル事業を展開するという方向で、各量販店と条件のすり合わせを行っている段階」(同)としている。同社が直販を手掛ける背景には、量販店における既存商品の販売とのバッティングを避ける狙いもあるようだ。
 ルピナスシリーズは「AI(人工知能)システム」を搭載したIoT(通信機能を持つ)機器だ。AIシステムを搭載しているため、機器本体が人それぞれの異なる体型や筋肉の状態を把握し、最適なもみほぐしを実現するのだという。


(続きは、「日本流通産業新聞」7月7日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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