サニックスは6月20日、17年3月期中に500人の希望退職者を募集、9カ所の営業所も廃止・統合すると発表した。太陽光事業は3年以内に売上高の半減を見込んでおり、シロアリ防除など訪販部門への配置転換も進める。特別損失1億9000万円に対し、削減効果は約25億円と見込んでいる。16年3月期は21億3000万円の営業損失を計上した。
同社の太陽光発電事業の売り上げは、売電価格の低下などを要因に大幅に減少している。16年3月期の太陽光事業の売上高は、前期比44.9%減の398億7000万円。全部門に占める売上比率は75.6%から64.4%に減少した。
太陽光市場の後退を受けて、同社は昨年5月から希望退職者を募っていた。昨年は500人の募集に対して391人が応じ、約13億円の人件費を削減した。
17年3月期は、追加で500人の希望退職者を募るとともに、9カ所の営業所を廃止・統合する。削減効果は約25億円。16年3月期は21億30000万円の営業赤字だったが、17年3月期は5億400万円の営業黒字にまで改善する計画を立てている。
(続きは、「日本流通産業新聞」7月7日号で)
サニックス/退職者500人を追加募集/シロアリ防除に配置転換も
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