野菜のサブスクや、コーヒーのECなどを展開する坂ノ途中(本社京都府、小野邦彦社長)は10月19日、コーヒー豆の生産過程で廃棄されていた「カスカラ」を使った「カスカラコーラ」を自社ECサイトで発売した。
「カスカラ」は、コーヒーの実の、果皮と果肉の部分を乾燥させたもの。コーヒー豆を精製する過程で大量に出るという。一部はたい肥として活用されているが、大半は産地で廃棄されてしまうのだという。
「廃棄されたカスカラは、正しく処理しないと水質汚染を引き起こす要因になることもある。カスカラの活用は、産地の環境を守ったり、生産者の収入を確保したりすることにもつながると考えている」(広報担当・淺井真子氏)と話している。
坂ノ途中/「カスカラコーラ」発売/コーヒー果実の廃棄部分を再利用(2023年10月26日号)
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