Amazonは10月3日、北海道・東北地方を中心に食品スーパーを展開するアークスと協業すると発表した。アークスの実店舗で取り扱う生鮮食品のオンライン販売を開始するという。最短2時間で届ける配送サービスを提供。追加料金があれば、1時間での配送にも対応するとしている。札幌市・北広島市の一部エリアで、今冬から開始する予定で、北海道地方でのサービス提供は初となる。
今回のサービスでは、AmazonのECサイトとショッピングアプリ上に、「アークスネットスーパー」をオープンする。
顧客からの注文を受けたあと、アークス店内のスタッフが商品を選び、Amazonの配送ネットワークから配送するという。注文から最短2時間で届ける予定だとしている。
北海道札幌市・北広島市の一部エリアにおいて開始予定となっており、配送エリアも順次拡大予定となっている。具体的な配送時間や配送料などは、後日発表するという。
Amazonフレッシュ事業本部の荒川みず恵事業本部長は、「アークスは地域に密着し、スーパーなどを377店舗(23年10月3日現在)運営しており、業界をけん引する企業だと思っている。品ぞろえの豊富さや、顧客からの信頼に魅力を感じた」と話す。
アークスの横山清社長は、「当社は60年近くやっている企業だ。そんな企業がこういった新しい試みができることをうれしく思う。Amazonプライム会員の皆さまにも、アークスでの買い物と変わらないサービスを提供できるよう、準備を進めていく」と話していた。
Amazon/生鮮食品ECを北海道でも/地元スーパーとの協業を発表(2023年10月5日号)
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