ナチュラリープラス(本社東京都、名越隆昭社長)は、同社の2015年8月期業績において、売上高が前期比10・5%増の約234億円になる見通しであることを明らかにした。3期連続増収となり、業績好調である一方で、フィールドの健全化のためのコンプライアンス強化に取り組んでいる。
〈新規会員登録のハードルを上げる〉
ナチュラリープラスは、4月8日の消費者庁の立ち入り調査を受け、5月1日から1カ月半にわたって、新規会員登録と勧誘活動を自粛。6月16日に活動再開した。
「今回の調査を重く受け止め、会員全体に浸透させるために自粛した」(名越社長)という同社は、自粛期間中に、コンプライアンス会議を実施し、「スポンサー活動資格」取得試験を行った。これまでにコンプライアンス会議に参加した会員数は約2万人、参加者全員が試験を受講した。
オンラインによるスポンサー資格テストも7月31日から開始した。
活動再開にあたっては、新規会員登録のハードルを上げた。会員登録時に本人確認書類の提出を義務化し、スポンサー活動資格取得テストを制度化した結果、「相談件数は大きく減っている」(名越社長)という。
新たにナチュラリープラスビジネスに関わるすべての知識を正しく学ぶプログラム「ビジネスカレッジ」を全国で開始した。一般社団法人全国直販流通協会より講師を迎えて講習している。
(続きは「日本流通産業新聞」10月1日号で)
ナチュラリープラス 15年8月期/前期比10.5%増の約234億円に/3期連続の増収達成
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