【EC関連リサーチ】総務省「平成27年版情報通信白書」/EC利用率、中高年は70%超

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 総務省は7月、「情報通信に関する現状報告(情報通信白書)」の平成27年版を公開した。同白書によるとネットショッピングの利用率は全体の72.2%だった。利用者の年代別では、50代の利用率が78.3%と最も高かった。60代以上も72.5%と利用率が高く、中高年層にネットショッピングが浸透していることが分かった。中高年層はネットショッピングを利用する理由として、「買いたいものがすぐに探せ、時間の節約になる」「持ち帰るのが大変な重い物が手軽に買える」という項目を挙げる人が多かった。



《20代以下の利用率最低》

 20代以下のネットショッピング利用率は他の年代よりも低く、62.3%にとどまった。ネットショッピングを利用しない理由として、他の年代より「仕組みがよくわからない」を挙げる人が多かった。
 スマホの普及により、パソコンを保有していない若年層は増えている。ネットの利用シーンが変化しており、ネットショップに慣れ親しんでいない人も多いようだ。ネットショッピングの主要な決済手段である、クレジットカードを保有している割合が少ないことも影響しているとみられる。

(続きは、「日本ネット経済新聞」9月15日・22日 合併号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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