【EC関連リサーチ】〈ショールーミングに関する調査〉/過去1年間の経験者は16%

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 リサーチ会社のクロス・マーケティング(本社東京都、五十嵐幹社長)は10月15日、店舗で商品を見た後にECサイトから購入する「ショールーミング」に関する消費者調査の結果を発表した。それによると、過去1年以内にショールーミングの経験がある人は全体の16%。品目では「オーディオ機器」などの家電類と「書籍・雑誌」でショールーミングが活発だった。商品を購入した人の約10%がショールーミングを行ったと回答。チャネルが異なっても品ぞろえが共通している品目でショールーミングが行われているようだ。

節約と楽しさを重視

 ショールーミングを行う理由は、経験者の56%が「節約」のためと回答。ショールーミング経験者は、店舗で欲しい商品を見つけた際も価格の低いECを使う「合理的・打算的な買物価値」を重視している。
 さらに経験者の25%は、ショールーミング自体に「楽しさ」や「面白さ」を感じると答えた。ショールーミングの行動自体に「快楽的な買物価値」を感じていると分析している。
 ショールーミング経験者の47%が今後もショールーミングを継続すると回答。12%は他人にショールーミングのやり方を口コミなどで直接伝えたいと答えていることが分かった。
 クロス・マーケティングによると、ショールーミングの継続や口コミによる拡散の背景には、買い物自体の楽しさや面白さなど「快楽的な買物価値」が影響しているとみている。

(続きは本紙11月13日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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