【ECショッパーズファイル】File.317〈高級ワインを販売〉ワインショップ/海外向け販売が好調

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酒類の小売店を経営するレナ(本社東京都、宮崎一義社長)は、95年に自社サイトでワインの通販を開始した。現在は楽天市場に出店している「ワインショップフィッチ」(=写真)を中心にECを行っている。アジア向けの販売が伸びており、15年8月度の月商に占める海外向け販売の比率は8%に達した。8月には、韓国語のフェイスブックページを開設。広東語への対応も予定しているという。
 国内外問わず「良い物があれば買うお客さん」(宮崎社長)に向けて、厳選された高級ワインを販売している。同社の最大の強みは、「買えないものを買い付ける技術」(同)にあるという。入手困難なワインも並ぶ同店の品ぞろえは、韓国や中国のワイン愛好家の間でも評判なのだという。月商は通常、2000万~3000万円。売れ行きが伸びる12月の月商は5000万ほどだという。「国内向け販売の減少を、アジア向けの販売が下支えしている」(同)のだと話す。
 フェイスブックページでの、顧客とのコミュニケーションの中でニーズを把握、品ぞろえの拡充につなげている。顧客からのリクエストには極力対応するようにしている。「ワイン愛好家の要望に応えているうちに、愛好家たちの間で評判のお店になった」(同)と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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