【EC関連リサーチ】フィードフォース「日本国内におけるソーシャルログイン利用状況調査」/ヤフーID経由が最多

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ソーシャルメディアマーケティング支援を手掛けるフィードフォース(本社東京都、塚田耕司社長)はこのほど、「日本国内におけるソーシャルログイン状況調査」を発表した。同調査によると、ソーシャルログイン全般、ECサイト利用時ともにYahoo! JAPAN IDが最もソーシャルログインに利用されており、利用者の約6割がモバイルからの利用だった。

 フィードフォースの調査によると、日本国内でのソーシャルログイン利用率は、Yahoo! JAPAN IDが55.8%とトップだった。同社が、14年9月に実施した調査時と同様の結果となった。次いでFacebook経由が22.6%、Google+経由が18.6%、Twitter経由が 2.7%、mixi経由が0.3%となった。利用デバイスの割合は、62.6%がスマートフォン(スマホ)などのモバイル端末、37.4%がPCという結果になった。
 同社のソーシャルログインASPサービス「ソーシャルPLUS」の導入者の中では、ソーシャルログインを導入したことによりスマホ経由による新規会員登録率が38%向上したという効果も出ているという。同社では「サイトの利用者数増加やパフォーマンス向上においてソーシャルログイン導入が重要な手段になっていくと考えられる」としている。
 モバイル端末を利用したソーシャルログインが多いことについて同社では、「手元の細かな操作が必要なスマートフォンにおいて、会員登録やログインの手間が省けるソーシャルログインはユーザーにとって利便性が高いため、モバイル上で利用される機会が増えているのではないか」と分析している。
 今後のソーシャルログインのトレンドについては、LINEアカウントを使用したログイン機能を組み込むためのプラットフォーム「LINE Login Platform」がオープン化していることから、チャットアプリ「LINE」のIDを利用したソーシャルログイン利用が増えるのではないかと予想している。同社では「今後はモバイル上でのユーザー獲得機会を拡大する重要な手段として、ソーシャルログインに大きな注目と期待が集まっていくのではないか」としている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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