【成長ショップ物語】 〈「unico(ウニコ)」〉/ECとリアルの融合でEC化率10%台に

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ECリーダー・大久保健吾氏

ECリーダー・大久保健吾氏

 インテリア商品のECサイト「unico(ウニコ)」の運営を行うミサワ(本社東京都、三澤太社長)は、18年5月にECサイトをリニューアルして以降、実店舗の売上高を上回るペースでEC売上高が伸長している。19年1月期の全社売上高は前期比10・8%増の101億8600万円だったがその内、ECが10%を占めるまでになっている。
 ECと実店舗の、商品情報や販促活動を統一。実店舗と同様の感覚でサイトでも買い物ができるようにしたことが増収の要因になったという。
 サイトリニューアルを行ったのは、ブランドサイトとECサイトがそれぞれ分かれており、利用者の購買動線にバラつきがあったからだという。
 統合で購買動線に流れを作ることができるようになった。ECサイトでは同時に、認知拡大と販促の施策も行った。
 同社では、実店舗の商品展示数を100商品前後にしている。サイト上では、実店舗と同様の商品を掲載しているが、ECの強みを生かし、同じ商品の色違いやサイズ違いの掲載を増やすようにした。
 実店舗では伝えきれていなかった、家具や雑貨を利用した部屋の「コーディネート」の情報などもパターン別で紹介するようにしていった。色やサイズの違う多様な商品を掲載できるサイトの強みを生かし、利用者が求めている空間設計をサイト上で提案することに注力していったのだ。

(続きは、「日本ネット経済新聞」4月18日・25日合併号で)

【データ】 ■販売チャネル「自社サイト」■導入システム「ecbeing(ECサイト構築)」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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