サイトマップ(図1参照)とはホームページ(HP)上で巡回してもらいたいページをリスト化するものです。
HP上のページが検索エンジンなどに登録されるには、各ページをグーグルなどの検索エンジンに巡回してもらわなければなりません。通常はリンクを順にたどって巡回しますが、サイトマップが作成されていれば検索エンジンは効率よく巡回できるようになります。
■サイトマップを作成するときの注意点
・文字コードはUTFで作成する。
・URLの記述を統一する。(例:wwwを含むものとそうでないものを混在させない)
・セッションIDを含むURLを記述しない。
・サイトマップに含むことができるURLは5万まで。
・ファイルサイズは 圧縮していない状態で50MB以下にする。
・最新バージョンで記述する(参考URL(1))。
・最終更新日および更新頻度を設定する場合、内容に矛盾がないように注意する。
■サイトマップの送信
サイトマップを作成したらグーグルウェブマスターツールに当該サイトを登録し、サイト情報にアクセスします。ダッシュボードの「クロール」からサイトマップに行き、その中の「サイトマップの追加/テスト」からサイトマップを設置したURLを記載してサイトマップに送信します(図2参照)。
■ネットショップでのサイトマップ
商品が多いネットショップでは、URLが5万を超えるケースや、ファイルサイズが50MBを超えるケースも、少なくないかもしれません。その場合、サイトマップを複数に分割します。分割したサイトマップの設置した場所を記述した「サイトマップインデックスファイル」(図3参照)を作成する必要があります。作成したらグーグルウェブマスターツールで「サイトマップインデックスファイル」のURLを送信することで、検索エンジンに巡回してもらえるようになります。
いかがでしたでしょうか。サイトマップは商品点数が多く、階層も深いネットショップにとって必要不可欠ともいえる存在です。今回はページのURLを記載した単純な例でしたが、拡張機能を利用し、画像や動画、ニュースなどを記載したサイトマップを作成することも可能です。
気になる方は下記のサイトを参考にしてみてください。(参考URL(2))
次回は最終回です。「100%売り上げが上がるネットショップSEO 2015年版」についてご説明いたします。
〈筆者プロフィール〉
ディーエムソリューションズ株式会社
木村 和央(きむら・わおう)氏
数多くのサイトのSEOコンサルティングを手掛け成功させてきたエヴァンジェリスト。1年間でネットショップの売り上げを20倍以上にしたことなどもあり、豊富な実績を持つ。
【簡単! ネットショップSEO講座】〈連載9〉 サイトマップを用意しよう!
記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。