【2018年 EC業界重大ニュース】 インスタ、ショッピング機能提供/SNS経由のネット販売が拡大

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動画からもECサイトに誘導できるようになった

動画からもECサイトに誘導できるようになった

 画像・動画のSNS「インスタグラム(インスタ)」を展開するインスタグラム(本社米国カリフォルニア州、ケビン・シストロームCEO)は今年6月、投稿画像からユーザーをECサイトに誘導できるショッピング機能「Shop Now(ショップナウ)」の提供を開始した。
 投稿画像に商品名や価格を掲載でき、購買意欲が高まったユーザーをスムーズにECサイトへ誘導できる機能だ。 
 ファッションECサイト「ゾゾタウン」やフラッシュセールEC「ギルト」などの試験導入から始まり、本格導入後は多くの事業者が導入している。
 9月にはフォロワーの画面上部に24時間限定で動画などのコンテンツを配信できる機能「ストーリーズ」にもショッピング機能を実装した。「インスタ」からECサイトへの送客力を向上している。
 11月には「ショップナウ」に三つの新機能を実装した。新機能では動画にショッピングタグを付け、ネット購入を促すことができるようになった。
 さらにショッピング機能を利用しているアカウントのプロフィール上にショップボタンが設置され、商品一覧を表示できるようにした。ショッピング機能を実装した投稿が9件以上になると自動的に利用できる。
 ユーザーが、ショッピング機能を利用したフィード投稿から、お気に入りの商品を保存できる機能も実装した。従来からフィード投稿を保存する機能はあったが、商品を保存できる機能はなかった。
 データフィードのイベント「フィードテック2018」に登壇したフェイスブック・ジャパンのジェニファー・グスタフソン氏によると、18年9月に「インスタ」の月間アクティブアカウント数は2900万人を突破した。利用者数の伸びは加速度的に増えており、「ショップナウ」の利用もさらに伸びそうだ。

月間アクティブアカウント数は2900万を超えた

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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