【2018年 EC業界重大ニュース】 グーグル、アルゴリズム変更で波乱/アフィリエイト経由の流入減少

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 グーグルが17年12月に行った検索アルゴリズムの変更が、健康食品・化粧品EC企業に打撃を与えた1年だった。「医療や健康に関する検索結果について、より信頼性が高く有益な情報が上位に表示されやすくなるように行った改善」が、健康・美容系のアフィリエイトサイトの検索順位を引き下げる結果となった。本紙が11月に行った一斉取材では、多くのECサイトで、アフィリエイト広告による新規顧客の流入が減少していることが分かった。
 グーグルは、16年末に社会問題となった健康・医療情報メディア「WELQ(ウェルク)」のキュレーション事件以降、健康・医療に関する検索のアルゴリズムの改定を頻繁に行っている。アルゴリズムの改定の結果、アフィリエイトサイトが集客につながりにくくなってきているという。本紙が取材した14社のうち、85%に当たる12社が、「17年と比較するとアフィリエイト広告経由の売り上げが減少している」と話した。50%以上集客が減ったという事業者も42.8%いた。
 アフィリエイト経由の売り上げが減少したという企業からは、「ポップアップストアを出店するなど、リアルイベントに注力。アフィリエイト広告に頼らないブランディング施策を推進した」(健康食品EC企業)といった声や、「自社メディアを立ち上げ、アフィリエイトサイト以外で当社の商品が認知されるように努めた」(化粧品EC企業)といった声も聞かれた。
 グーグルのアルゴリズムについては、19年以降も引き続き、アフィリエイト排除の方向で強化されると見る識者もいる。単品リピート通販に詳しい、売れるネット広告社の加藤公一レオ社長は、「健康食品のアフィリエイト広告に対しては、今後も行政とプラットフォームの連携の中で、規制強化が積極的に進められていくだろう」と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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