【Eコマース業界地図「コンサル・運営代行」】アイ・オーダー/越境・海外進出を支援/欧米・アジアのパートナーと連携

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 楽天市場のページ制作や運営支援でトップクラスの実績を持つアイ・オーダー(本社神奈川県、吉川誠社長、(電)045―222―3710)は、日本企業の海外EC支援を強化している。台湾には現地法人を設立し、日本企業の越境ECや海外進出を支援。欧米や東南アジアなどには、現地のパートナー企業と連携した支援体制も構築している。
 楽天市場の台湾進出に合わせ、国内EC企業の台湾進出を支援するため08年7月、台湾に現地法人を設立した。
 越境ECや海外進出を支援する中で、言葉や商慣習の壁にぶつかることもあったという。
 「海外では現地の人脈や販売ルート、ノウハウがないとなかなか売れない。海外企業の日本でのEC展開も支援しているが、当社に国内のECノウハウがあるから売れる。そこで現地のパートナーを作り、国内企業の進出を支援できる体制を構築している」(吉川社長)と話す。
 英国では、英国の楽天で要職を務めた2人が立ち上げた、トレードジャパンがパートナーとなっている。EC化率が高く、日本製品の需要も高い英国は、越境ECの隠れた有望進出先になっているという。
 他にも、日本への進出を支援した海外企業がパートナーとなるケースもある。
 「日本のEC市場に進出する海外企業はたいてい現地で成功している。現地の人脈や優良な取引先を抱えており、パートナーになってもらうことで現地での成功確率が上がる。実際にパートナーを通じて現地の百貨店に商品を卸すことができた事例もある」(同)と話す。
 現地パートナー企業とのやり取りや運営支援はアイ・オーダーが行う。海外のEC市場に知見がなかったり、外国語に堪能なスタッフがいない日本企業でも、現地パートナーのノウハウを活用することで海外進出の成功率を高めることができるという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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