【敏腕サービスEC支援企業】<CRO座談会>

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【座談会出席者】
■データアーティスト作左部勇次郎取締役副社長
■VeJapan 事業開発/アカウントマネージメント シニア・ディレクター石黒智基氏
■ポップインサイト池田朋弘社長
(司会:クロスフィニティCROディビジョンリーダー大利一志氏)



 サイト価値向上を支援するクロスフィニティ(本社東京都、加藤毅之社長、(電)03—5745−3838)は6月21日、都内でデジタルマーケティングに関するセミナー「クロスフォーラム2017」を開催する。同セミナーでは、コンバージョン率を改善する、ツールやサービスを提供する3社を迎え「コンバージョン率改善ソリューションの最新事情」と題したパネルディスカッションを開催する。開催に先駆けて座談会を実施した。


司会:セミナー当日は、「CRO(コンバージョン率最適化)とはそもそも何か」ということから説明するが、ここでは登壇者の皆さんに、CROに役立つツールやサービスについて、話を伺いたい。

作左部:データアーティスト(本社東京都、山本覚社長、(電)03−6722−0100)は、LPの最適化などのソリューションを扱っている。当日は、ABテストの最適化について解説する。こうしたサービスの導入は、社内の理解が重要だ。導入社の社内事情も含めた、濃い話ができればと考えている。

池田:ポップインサイト(本社東京都)では、アンケートなどを使ったユーザーリサーチのソリューションを提供している。EC事業者はサイト改善を行う際に、アクセス解析の結果やお問い合わせの内容、中でも強いクレームを参考にすることが多い。ただ、お客さまの小さな声は拾い上げきれていない。ユーザーリサーチには、なかなか見えてこない、お客さまの小さな声を拾い上げることができるというメリットがある。当日は、そうした点について、事例を交えながら詳しく説明できればと思う。

石黒:VeJapan(ヴィジャパン、本社東京都、スベン・トーマス・オルソン社長、(電)03−6265−6018)
では、ユーザーがサイトから離脱しようとした際にポップアップを出したりする離脱防止ツールを提供している。ポップアップを出すツールの他に、パネル表示やメールを使って離脱防止を図るツールも提供している。メールを使ったツールでは、カートに商品を入れた後、購入のないまま30分が経過した場合などに、リマインドを自動的に送ることができる。リマインドメールによるコンバージョン率は平均5%ほどあり、導入社からは「新規の離脱防止に大きな効果を発揮している」と好評を頂いている。当日は、EC事業者の導入事例を、数字も交えながら話したいと思っている。

司会:EC事業者がCROを行う上で心掛けるべきポイントとは。
作左部 自社だけで頑張ろうとすると、ノウハウやリソースの不足が原因で、理想と現実の間にギャップが生じてしまうことが多々ある。そうならないためには、成功も失敗も経験している、例えばクロスフィニティのようなパートナー企業と二人三脚で最適化を目指すことに尽きる。

池田:ECサイトは結局、実店舗とそう変わらない。ただ、EC事業者が店舗と同様に、お客さまのことをちゃんと見られているかというと、そうではないのが実情だ。実店舗の場合は、棚に並べられた商品をお客さまがどうやって選んでいるのかなどを実際に見つつ、配置の改善などを行っている。ECサイトにも同様の目配りが必要といえるだろう。

石黒:私は、買いたい気持ちが高まっている人は逃さないということが重要だと考えている。

司会:当日は、ここでしか聞けない話も聞けそうだ。

作左部:なかなか他では話しにくい「本音」の部分も盛り込んでいきたい。

データアーティスト作左部勇次郎取締役副社長

VeJapan 事業開発/アカウントマネージメント シニア・ディレクター石黒智基氏

ポップインサイト池田朋弘社長

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