【〈2020〉注目EC支援サービス 〈家電仕入れ支援〉】 コスモス・ベリーズ〈「アフターフォロー体制」構築〉/在庫を持たずに家電を仕入れ/ECの加盟店が増加

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 ヤマダ電機の子会社でボランタリーチェーンを展開するコスモス・ベリーズ(本社愛知県、牧野達社長、(電)052―977―1122)は、EC事業者に向けて、在庫を持たずに家電を販売することができる仕組みを提供している。加盟店のECサイトで家電を購入したユーザーに対して、手厚い修理やアフターフォローを提供する体制を構築。事業者支援を積極化していることもあり、ECの加盟店は増加傾向にある。
 月1万円の会費で在庫を持たずに家電製品を安定的に仕入れできる事業を展開。仕入れが可能な商品は、国内メーカーや海外メーカーの家電全般に及ぶ。例えば、家電の取り扱いがなく、取扱商材を増やしたいという場合の利用が増えている。
 仕入れの量に関係なく、均一価格で仕入れられる点も強みだ。グループのヤマダ電機の店舗をショールームとして活用でき、顧客との商談に利用できる。さらにヤマダ電機の店舗「テックランド」から直接仕入れる「直取り」を利用すれば、急な仕入れにも対応できるため顧客満足度の向上につながるという。大型家電品の場合は、配送から据え付け工事まで対応できるサービスも提供している。
 EC企業が家電を販売した後の修理サービスも強化。家電修理業者で構成する日本家庭電化製品修理業協会(J―HARB、事務局東京都)と連携している。EC事業者などが家電を販売した後に、修理を依頼できるネットワーク専用アプリ「なおすけ」を提供する。J―HARBの修理サービスアプリに顧客が登録することで修理業者とのマッチングが可能。全国で全てのメーカーの家電品に対応する。
 利用者は購入した家電の情報を登録。保証書やレシートは画像で簡単に登録できる。アプリから依頼すると、近隣の登録修理業者につながる仕組みだ。日中であれば、90分以内に修理業者から連絡が届くという。修理業者と直接、故障内容や修理について相談でき、見積もりも得られる。
 今後、家電の販売を検討しているEC事業者などにも提案を促進していく考えだ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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