低温調理器のECサイト「BONIQ(ボニーク)」を運営する葉山社中(本社東京都、羽田和広社長)の売り上げが好調だ。19年5月期の売上高が前年の約2倍となった。20年5月期の売上高も増収の見込みだ。
葉山社中では、ECの販売チャネルとして自社サイトとアマゾン、ヤフーで展開している。物流倉庫は自社で持たず、外部に委託する形をとっていた。在庫の管理は、自社で確認しており、販促が増える中で、EC事業者の出荷・受注業務の自動対応が行えるクラウドサービス「シッピーノ」の利用を開始。物流に関わる業務を全て自動化することで、新たに人を採用することなく、売り上げを伸ばしながら物流サービスも強化することができたという。
葉山社中の羽田社長は、もともとウェブ広告の運用代行を行っており、販促を強みにしていた。18年10月以降、ウェブ広告やSEO対策を軸に販促を強化。購買率を20%に増加させ、コンバージョン率も20%にまで上げるなど実績を上げてきた。
シッピーノは18年1月から、物流倉庫に関する相談も受けている。葉山社中にも物流倉庫を紹介して、物流支援を引き続き行っている。シッピーノがこれまでに紹介してきた案件は200件を超えているとしている。
【2020年 注目のEC支援サービス】 〈クラウドサービス「シッピーノ」導入事例〉葉山社中/物流業務自動化で売上2倍
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