【BtoB―EC】 〈【インタビュー】 早期資金化サービス「Paid早期払い」〉GMOペイメントゲートウェイ 企業間決済事業部 小川康秀部長×ラクーンフィナンシャル Paid推進部 大橋正人副部長/早期資金化でBtoB取引を円滑に

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GMO―PGの小川康秀部長(写真右)と、ラクーンフィナンシャルの大橋正人副部長

 GMOペイメントゲートウェイ(以下GMO―PG)は、BtoB取引専用の掛売り(後払い)決済サービス「Paid(ペイド)」を展開するラクーンフィナンシャルと共同で、早期資金化サービス「Paid早期払い」を提供している。GMO―PGの企業間決済事業部・小川康秀部長と、ラクーンフィナンシャルのPaid推進部・大橋正人副部長に、サービスを共同展開する狙いやBtoB―EC市場における同サービスの可能性について聞いた。

 ─ラクーンフィナンシャルと共同開発に至った経緯は。
 小川 当社は18年5月から、BtoB―EC向けの売掛金を早期資金化する「GMO BtoB早払い」を開始している。また、ECをはじめとするプラットフォーマーの皆さまに「早期資金化」のサービスを提供し、共に事業者の成長を支援していくことを基本的な考えとしている。例えば決済分野では、当社の売掛債権の買い取りにより売掛金を早期資金化する「GMO BtoB早払い」をベースにしたサービスを、ラクーンフィナンシャルと共同で「Paid早期払い」としてリリースした。

 ─「ペイド」では、どのような課題があったのか。
 大橋 「ペイド」では、売掛金の入金までのサイトが最短で35日間かかっていた。加盟店からは、初期の問い合わせの段階で「早期に資金化したい」「キャッシュフローを改善したい」という声が寄せられていた。こうした課題を解決することが喫緊の課題だった。GMO―PGが提供する「GMO BtoB早払い」をベースにサービスを構築することで、最短2営業日に入金が可能になった。
 加盟店の中には、海外などから原料を輸入する場合に、先に代金を半分や全て支払う必要がある商習慣があり、早期の資金化のニーズが高いようだ。

 ─「ペイド」を提案している現場では、どのような成果につながっているのか。
 大橋 以前は、「ペイド」により入金が早期化すると思って問い合わせてくるお客さまも多く、お断りをしていた。「Paid早期払い」により成約率が向上している。こうしたお客さまを加盟店として受け入れることができている。
 従来の加盟店でも、銀行から仕入れ代金を借り入れして対応する必要があった。今回のサービスを利用すれば、借り入れせずに運転資金の課題も解決できる。経営者の方からも、「入金のことを考える時間がなくなった」という声が届いている。

 ─今後の市場の見通しについては。
 小川 業務効率化と発注ミスを改善する手段として受注業務をEC化する企業が増えている。当社のような決済サービスだけではなく、カートや集客など全体的なサービスの充実が後押している。
 企業間取引にとって、キャッシュフローの改善は避けては通れない課題だ。当社のサービスを利用してもらうことで、導入先企業と共に成長をして、選んでいただけるサービスとして充実を図っていきたい。
 大橋 これまでは全て自社で賄うという考えがあった。最近では、外部の専門企業に任せることで、マーケティングをはじめ、売ることに経営資源を集中化する傾向にあると感じている。サービスの充実を図ることで、市場の拡大に貢献していきたい。

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