【BtoB—EC】 〈商品仕入れ支援企業〉萩原/インテリア家具を卸売り/仕入れサイト「通販アシスト」展開

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18年11月に就任した萩原秀泰社長

 インテリア雑貨や家具、い草を素材にした商品を卸売りする萩原(本社岡山県、萩原秀泰社長(電)086—523—4560)は、家具の卸売りをメインとしたBtoB—EC(仕入れ)サイト「通販アシスト」での販売強化に乗り出している。19年1月から組織体制を強化するのに伴い、ECサイトで欧州の高級家具の取り扱いも開始する。ネットショップで差別化を図りたいEC企業への提案を強化する考えだ。
 萩原は1892年に創業、1951年に法人化した老舗企業。18年11月1日に、萩原秀泰副社長が社長に昇格し、新体制で家具を主軸としたECサイトによる販売体制を強めている。
 家具の卸売りを行う「スリーアイ事業部」は、欧州の高級家具を主に取り扱う。従来、家具専門店に販売していた「貿易部」を吸収し、名称を「スリーアイ本部」に改め、ECサイトでの家具の卸売りの強化に乗り出している。
 「スリーアイ本部」では、これまで大手カタログ通販やEC企業などに対し、中国・インドネシアなどにある提携工場で製造した安価な商品を供給してきた。「貿易部」を統合することで、30〜50万円前後の欧州の高級家具もECサイトでの卸売りを可能にしたという。
 具体的には、「貿易部」で販売していた欧州の高級ブランド家具をBtoB会員制卸売りECサイト「通販アシスト」で会員限定で仕入れることを可能にし、差別化を狙うネットショップの多様なニーズに対応する。「ECサイトで高級ラインを取り扱う企業が商材を広げることも可能だ」(中村雅弘・スリーアイ本部・営業部長)と話す。
 ECサイトに加え、対面による営業にも強みがある。カタログ総合通販や大手家具店といった取引先が多く、営業社員による取引が主体だ。ルート営業を12人配置。ギフトショーなどの大型展示会に出展し、小売店などと接点を持ち、営業社員が訪問して契約につなげている。営業社員は約1600点の商品を掲載した専用カタログで案内している。
 消費者に対しては、家具の組み立て設置を手掛けるサービスを提供。EC企業などから注文を受けた商品が、明らかに大型家具で組み立て設置作業が必要なケースを想定。その場合は、萩原本社の物流倉庫から、通販やEC企業を介さずに消費者に直接配送する。EC企業は自社倉庫などに仕入れることなく対応ができるため、負担がなく大型家具を販売することができるようにした。
 「通販アシスト」では、家具を中心に2151点を取りそろえる。収納家具やベッドなどが売れ筋だ。
 現在314社が会員登録し、9割をBtoCのECサイトで占める。会員登録すれば、ECサイトに掲載する写真などの素材は無料で提供されるため、在庫を持たずに家具を気軽に販売できる。
 会員には、専属の営業担当者5人を配置。ネットショップで売り上げを高めるためのコンサルティング業務も担う。18年10月期の卸ECサイトの売上高は前期比50%増の3億円となる見込みだ。今後は、工務店や結婚式場などの業種を対象とする専用のBtoB—ECサイトの立ち上げを計画しており、業容の拡大を急ぐ。

スリーアイ本部事務所2階に展示会場を設置

欧州の高級家具の仕入れが可能に

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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