アマゾンジャパン/決済サービス提供開始/アマゾンアカウントを他社でも利用

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四季・吉田智誉樹社長(左)、アマゾンジャパン・星健一セラーサービス事業本部長(中)、夢の街創造委員会・中村利江社長(右)

アマゾンジャパンは5月11日、他社のサイトでもアマゾンのアカウントで代金決済できるサービス「Amazonログイン&ペイメント」の提供を開始したと発表した。米国では13年から開始しているサービスで、日本で5カ国目の導入となる。米国では導入企業のコンバージョン率(カートに商品を入れてから購入に至る割合)が10~30%台まで改善した事例が多数出ているという。
 ユーザーが「アマゾンログイン」を使用して新規会員登録をすると、アマゾンに登録している名前、メールアドレス、配送先住所を導入先のサイトと共有することができる。会員登録完了後は、導入先サイトでアマゾンアカウントを用いてログインできる仕組み。
 ユーザーはアマゾンで登録している配送先住所とクレジットカード情報を使用できる。「アマゾンアカウントでお支払い」を選択すると、最短2クリックで商品が購入可能となる。
 アマゾンでは「導入企業の顧客満足度向上、新規顧客獲得、コンバージョン率の改善に貢献したい」(星健一セラーサービス事業本部長)と話した。
 アマゾンのセキュリティーシステムで不正利用がないか監視しているため、導入社はセキュリティーコストも削減できるとしている。クレジットカード情報以外の配送に必要な情報は導入企業に公開するという。
 すでにサービスを提供している米国、英国、ドイツ、インドではそれぞれ導入先が数千社規模になっている。国内では、「劇団四季」(運営=四季)のチケット購入サイトと、宅配ポータルサイト「出前館」(運営=夢の街創造委員会)が最初の導入先となった。
 「劇団四季」は83年からPCによるチケット管理を開始するなど、チケット販売で新しい取り組みを続けてきた。「『Amazonログイン&ペイメント』の導入でお客さまはより簡便で安心してチケットが買えるようになる」(四季・吉田智誉樹社長)と話している。
 「出前館」は、クレジットカード決済を利用するユーザーがわずか3・2%と少ない。アマゾンのサービスを導入したことで「クレジットカードをメーンで使っている人のパイが獲得できると期待する」(夢の街創造委員会・中村利江社長)と話した。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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