イトーヨーカ堂 15年2月期/ネットスーパー売上高は500億円に/受注体制の強化が奏功

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イトーヨーカ堂の15年2月期におけるネットスーパーの売上高は前期比11・1%増の500億円だった。
 ネットスーパー事業は、145店舗で展開。会員数は前期比30万人増の200万人を突破した。
 店舗では受注体制の強化を行った。店舗ごとに1日の受注件数を拡大したほか、要望の多い日時への対応を強化した。
 14年11月には、子育て応援企画として、交付日から4年以内の母子手帳を提示すると、通常324円の配送料を4年間100円に割り引くサービスを開始。子育て層からの新規会員を増やした。
 15年3月8日には都内で初となるネットスーパー専用店舗を開設。専用の設備や仕組みを導入した。実店舗の少ない東京23区内の住民の潜在需要を掘り起こす。既存店舗のネットスーパー出荷件数の約5倍にあたる1日最大2000件の注文に対応する。
 今秋をめどに、本格稼働を予定しているセブン&アイグループの新たなECとの連動も進める。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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