青山商事/大型6店舗に導入/オムニ対応の接客システム

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 青山商事は11月27日、デジタルとリアルを融合した接客システム「デジタル・ラボ(デジラボ)」を大型店舗6店に導入すると発表した。従来、売り場面積が330平方メートル未満の狭小店舗で、実店舗に陳列できないEC在庫品を店頭のタブレット端末などから可視化する役割を担っていた。大型の地方郊外店舗への導入は今回が初めてで、オムニチャネル化の推進を図る。
 秋田、山形、福島、岡山、愛媛の各店舗に12月2日から順次導入する。売り場面積661平方メートル以上の大型店舗に導入することでスーツ売り場を縮小する一方、ジャケットやカジュアル商品の売り場を拡充する。実店舗ではオーダースーツブランドなどの訴求も行っていく計画だ。
 「デジラボ」は、店頭に設置した大型のデジタルサイネージやタブレット端末から顧客が商品情報を取得できるサービス。「デジラボ」で表示する商品は、ECサイト上で展開する1万点以上の商品と、「洋服の青山」の実店舗約800店にある商品在庫が連動している。
 青山商事の19年3月期における「デジラボ」経由のEC売上高は6億円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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