国民生活センター/乳児窒息の重大事故/ベビーベッドに注意喚起

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事故事例

事故事例

 木製ベビーベッドの収納扉が不意に開き、乳児が窒息する事故が発生しているとして、国民生活センター(以下、国セン)は11月15日、事故の防止と事例を公表した。
 事故対象となっている商品は、収納扉付き床板調整ベビーベッド。ベッドの下部に、収納があり、扉付きで、床板の高さが調整できる。同商品の事故は、19年6月と9月にそれぞれ1件発生している。6月に発生した事故では、乳児が死亡、9月は重症となっている。乳児の頭部が扉の間に挟まり窒息してしまうケースがあったという。
 国センは10月に、市販品による再現テストを実施した。
 事故防止のポイントとして、(1)収納部分の扉のロックがかかっていることを確認(2)扉のロックを掛けることの習慣化(3)収納部分の扉のロックが壊れていたら、ベッドの使用を中止─の三つの注意点を呼び掛けた。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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