バロックジャパンリミテッド/EC売上高35億円に/店舗とECの連携も強化

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 アパレルのバロックジャパンリミテッドの20年2月期第2四半期(3―8月)のEC売上高は前期比6.6%減の35億9200万円だった。下半期から在庫の一元化やEC在庫の店舗決済を導入し、店舗と連携を強めて増収を目指す。
 前期は歌手の安室奈美恵が着たコートがヒットしたが、今期は目玉商品がなかったことで反動が起こった。
 8月からは、商品ページで欲しい商品がどこの店舗にあるかを表示する機能をECサイトに加えた。11月までに「AZUL by moussy(アズールバイマウジー)」などを中心に8ブランドのフリー在庫とEC在庫の一元化を行い、在庫効率向上を図っていく予定だ。
 サイト・ポップアップとメール自動化も開始する予定だ。ECサイトで5分以上滞在した人や、商品をカートに入れたままにしているユーザーに、クーポンなどの情報を配信することで、かご落ちを防いでいくとしている。
 24年2月期をゴールとし、段階的にECを強化する方針を示した。同社のアプリ「SHEL’TTERPASS(シェルターパス)」を通じた顧客の購買履歴や属性などのデータを分析。店舗とECを融合して顧客体験向上を目標に掲げている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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