楽天/一般向け配送ロボ試用/公道での自動配送目指す

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 楽天は9月19日、西友と共同で一般利用者向けの自動走行ロボット(UGV)による配送サービスのデモンストレーションを行った。UGVは、専用アプリで注文された商品を無人配送する。ドライバーの不足や買い物難民など、配送問題解決の一助が目的。将来的には公道での配送を目指す。一般利用者を対象としたUGVの配送サービスを、9月21日から10月27日まで土日限定で実施する。神奈川・横須賀市内の「西友 リヴィンよこすか店」から、港湾緑地「うみかぜ公園」の利用者に配送する。
 「実際に運用することで、どういった障害や問題点があるのか見つける機会にしたい。政府に提案し、実用化を実現していきたい」(楽天・安藤公二常務執行役員)としている。
 道路交通法などの観点から日本では現在、UGVが公道を走行することはできない。官民協議会などを通じて政府に提案し、実用化できるように積極的に議論していく。「政府としても前向きに捉えていただいている」(同)と言う。
 UGVのスピードは時速5~6キロで、最大積載量は50キログラム。期間中の配送料は1回300円。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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