ストリーム 19年2―7月期/在庫の適正化を継続/売上前期比5.0%増

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 家電のECを手掛けるストリームの19年2―7月期(中間期)のEC売上高は、前年同期比5.0%増の101億9900万円だった。営業利益は1億1800万円で、前年同期の営業損失800万円から改善した。以前から強化している在庫の適正化に向けた取り組みを継続した。自社ECサイトでは、WEB接客ツールのチャット機能を導入しており、商品到着地域に応じた最短納期日を顧客に提示している。
 在庫施策として、アマゾンマーケットプレイスでは「フルフィルメント by Amazon(FBA)」を活用。業務効率の向上を図っている。
 自社ECサイトでは、冷蔵庫や洗濯機など設置工事が必要となる大型家電の売り上げが伸びた。EC売上高のうち、家電商品の売上高は同7.8%増の50億700万円だった。
 18年9月から導入しているWeb接客ツールのチャット機能が売り上げの増加に役立っている。設置工事が必要となる大型家電商品をシステム上で連携。該当商品を見たユーザーに対してクーポン配布などのプロモーションを実施し、コンバージョン率が向上している。
 「設置サービスに関する施策は、現在自社ECサイトのみで対応している。今後は外部サイトでの導入も検討している」(管理本部広報室)と言う。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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