NTTドコモは20年3月までに、運営するECモール「dショッピング」の出店店舗数を100店舗に拡大する。「dショッピング」はポイント20倍キャンペーンを頻繁に行っており、ユーザー数、流通総額ともに拡大している。19年度中に化粧品や生鮮食品の品ぞろえを拡充し、ユーザー数をさらに拡大させていく考えだ。
「dショッピング」には、ドコモの携帯電話ユーザーを中心に、7000万人以上のユーザーがいる。18年3月末時点の流通総額は約180億円。19年3月末時点の流通総額は未公開ながら、拡大しているという。18年3月末時点での出店店舗数は42店舗だった。
「dショッピング」では、NTTドコモがEC事業者に出店を打診する。出店条件については公開していないが、品ぞろえや顧客対応、配送のクオリティーなどを基に、出店交渉を行うとしている。
「dショッピング」では、買い物をすると通常1%のポイントが付与されるが、現在、10日に1回のペースで、ポイントが20倍になるキャンペーンを実施している。キャンペーンのポイントの原資はすべてNTTドコモが負担している。自社負担の必要がない大幅なポイント還元施策は、出店店舗から好評だとしている。
商品ジャンルについてNTTドコモでは、「スポーツや化粧品、肉や海産物などの生鮮食品を拡充していきたい」(コンシューマビジネス推進部 森大輔コマースサービス担当部長)としている。
NTTドコモ/20年3月に100店舗へ/ポイント20倍でユーザー増加中
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