動画配信を手掛けるDMM・com(DMM)は1月27日、ロボットを販売するECサイトを開設すると発表した。メーカーが製品化したロボットの販売をDMMが担当。一般消費者を対象としたロボット市場を開拓する。4月1日からロボットの予約販売を開始。今期(16年2月期)の売上高は30億円を目指す。
サイト名は「DMM・make ROBOTS(ディーエムエム・ドット・メイク・ロボッツ)」。取り扱うロボットはまず、コミュニケーション用ロボ「Palmi(パルミ)」など5品目。4月の予約受け付け分は5月初旬に出荷する。
今年夏ごろから、「ロボティクスクラウド」の名称でロボットを動かすデータの配信・販売も行う予定。
ECサイトはDMMの本サイト内に公開する。「10万円以上の高額商品も取り扱うため、DMM共通の決済システムに加え分割払いへの対応も検討する」(ロボット事業部・岡本康広事業部長)と言う。
ロボットメーカーと協力してDMM独自の商品やOEMの企画も検討する。「2足型にこだわらず、広く消費者に役立つロボットをそろえる」(同)としている。
顧客は30~40代の男性を想定。高齢層の親に対するプレゼントとして、コミュニケーションロボットの活用を見込んでいる。
ロボット用のデータや部品の販売も含めて、18年2月期に売上高100億円達成を目標にする。年内はイベントを積極的に開催し、ロボット市場の認知拡大を図る。
DMM.com/ロボットのEC開始/初年度売上高30億円目指す
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