アマゾンジャパン／生鮮ＥＣのミールキット拡充／ＡＢＣクッキングスタジオと提携

　アマゾンジャパンは１２月１７日、料理教室大手のＡＢＣクッキングスタジオ（ＡＢＣ、本社東京都、松谷正輝社長）と提携し、共同企画したミールキットを発売した。アマゾンの生鮮食品のＥＣサービス「Ａｍａｚｏｎフレッシュ」で販売する。ミールキットはＡＢＣの人気メニューを商品化したもの。ＡＢＣでは、会員約２８万人に、「Ａｍａｚｏｎフレッシュ」の利用を促すとしている。
　ＡＢＣが同社の料理教室のメニューをミールキットとして外部ＥＣで発売するのは初めて。１２月１７日時点では、クリームシチューやスイーツなど１０種類のみを扱う。今後は、季節ごとにミールキットの商品点数を増やしていく予定だという。ミールキットは、アマゾンジャパンがＡＢＣと共同で開発するという。
　東京・大手町のＡＢＣのクッキングスタジオで、「Ａｍａｚｏｎフレッシュ」で注文した商品を受け取れるサービスも、１９年春を目途に試験的に導入する予定。ＡＢＣの会員限定で利用できるようにするという。
　アマゾンジャパンＰｒｉｍｅＮｏｗ／Ａｍａｚｏフレッシュ事業本部の荒川みず恵事業本部長は「今回のＡＢＣとの提携のポイントは三つ。ＡＢＣとの間で商品開発・相互送客・店舗受け取りという三つの取り組みを進めていくことになる」と話している。