アウトドア用品を製造・販売するスノーピークの17年1―9月期(第3四半期)における連結売上高は、前期比5.9%増の76億1300万円だった。EC売上高は非公表としているが、増加しているという。ECサイトのリニューアルによりコンバージョン率(CVR)が2.5倍に向上したほか、海外におけるEC事業が増収に寄与している。
4月に行ったECサイトのリニューアルでは、スマホ対応のサイトにすることでユーザーインターフェースを高めた。モバイル経由で流入したユーザーの直帰率が0.1%未満に改善されたほか、CVRが2.5倍に向上した。
米国・韓国・台湾に直営店を計7店運営するほか、各国でEC事業を展開している。国内では8月から新システムが稼働。ポイント会員の購買行動などデータを蓄積し、営業活動に生かしている。「同システムを活用したオムニチャネル化にも取り組みたい」(執行役員経営企画室・野口正城室長)と話す。
スノーピーク17年1―9月期/CVR2.5倍/サイトリニューアルが奏功
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