アマゾンジャパンは10月20日、東京・銀座に飲食店「Amazon Bar(アマゾンバー)」を、同29日までの期間限定で開店した。5000種類のアルコールを取り扱っている。顧客の気分に合ったメニューをタブレット端末でお薦めする独自のオーダーシステムを導入している。同社としては、Amazonでの酒類販売の認知拡大につなげたい考えだ。
「アマゾンバー」の店内には、Amazonで扱うアルコール類5000品目が陳列されている。小売店で見かけるような一般的な酒類から、Amazonが直輸入したワインまで、扱う酒類は幅広い。
「アマゾンバー」でのメニューのオーダー方法は、独特だ。店内に設置されたタブレット端末に表示される六つの質問に顧客が答えると、機械が顧客の気分を判定して、複数のお薦めメニューを表示。顧客はそこから選んで注文する。ファーストドリンクの注文時には、生鮮食品の宅配サービス「Amazonフレッシュ」で取り扱っているつまみも無料で提供する。
Amazonにおける、14年12月期と16年12月期の酒類の売り上げを比較すると2.7倍に伸長しており、酒類はAmazonの中でも成長力の高いカテゴリーなのだという。「店頭で酒類を買う層にも、ワインや缶ビールのケースはAmazonでも販売しているということを知ってもらい、今後便利に使用してもらいたい」(アマゾンジャパン消費財事業本部鈴木亘酒類事業部長)と話している。
アマゾンジャパン/期間限定でバーを開店/酒販売の認知度向上狙う
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