フューチャーショップ(本社大阪府、星野裕子社長、(電)06―6485―5200)は9月5日、EC構築支援プラットフォーム「FutureShop2(フューチャーショップツー)」において、アップルが提供する決済サービス「Apple Pay(アップルペイ)」に対応した。カートASPでは国内で初めて。導入店舗はスマホサイトにおいて、商品ページで決済手続きが完了する〝新たな購買体験〟を顧客に提供できるようになる。
「アップルペイ」はiPhoneなどに設定したユーザー情報やクレジットカード情報を用いて手軽に決済できるサービス。ECモールが提供するID決済サービスも手軽さが売りだが、「アップルペイ」の利用者はIDやパスワードさえ入力する必要がなく、指紋認証だけで決済手続きを完了できる。
9月20日に「フューチャーショップツー」を利用している一部店舗で「アップルペイ」の運用を開始する。10月23日には全店舗から利用の申し込み受け付けを開始する予定だ。
「モバイルユーザーは『欲しい』という感情の瞬間にアクセスしてきている。サイト側はその感情をそがない設計をすることが最も重要。『アップルペイ』によるワンタッチで購入が完了するコマース体験は、顧客満足度に大きく影響すると考えている」(星野社長)と見ている。
導入店舗は商品ページに「アップルペイ」ボタンを実装し、ユーザーがカートに商品を入れずに購入できるようすることが可能。決済後にポイント付与やLINE連携を案内し、会員データをひも付けることもできる。複数商品を購入するユーザーは、カート内でアップルペイを選択したり、決済選択画面でアップルペイを選ぶことも可能だ。
フューチャーショップ/アップルペイに対応/カートASPでは国内初
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