カインズ/大都と資本業務提携/EC、店舗サービスを強化

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 ホームセンター大手のカインズ(本社埼玉県、土屋裕雅社長)は8月29日、DIY用品のECサイトを運営する大都(本社大阪府、山田岳人社長)と資本業務提携を締結したと発表した。大都の株式10%強を取得し、カインズの高家正行副社長が大都の社外役員として就任する。出資額は公表していない。両社の強みを生かして、ECサイトと店舗の双方を生かしたサービスを強化する狙い。
 両社は16年9月、業務提携を締結。以降、商品の共同仕入れやプライベートブランド(PB=自主企画)商品の相互販売などを行ってきた。
 今回の資本業務提携により、(1)店舗、ECサイト双方における顧客接点の拡大(2)PB商品の共同開発(3)カインズ店内の新たな売り場づくり(4)ECサイトと店舗を融合させた顧客価値の創出ーーーなどを行っていく。
 4月に開業した広島の店舗「カインズ広島LECT店」では大都とコラボレーションした体験型の講座を実施している。「モノ」と「コト」双方のサービスを展開。資本業務提携に伴い、店舗のサービスをさらに強化していく。
 カインズの土屋社長は資本業務提携について、「大都のDIYに対する柔軟なアイディアと、弊社の豊富な商品カテゴリーが組み合わさり、これまでにない価値を生み出していけるものと確信している」とコメントした。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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