楽天「下期戦略共有会」ダイジェスト/スマホ検索結果の改善を推進

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写真1 月商1億円超の店舗が増加

写真1 月商1億円超の店舗が増加

 楽天は7月26日、出店者向けイベント「楽天 EXPO2017」において、17年下期の戦略共有会を開催した。下期はユーザーがスマホで商品検索した際の「見やすさ」を改善する取り組みを特に強化する。商品登録のガイドラインを公開し、商品情報を適切に表示できるようにする。優良店を可視化する「月間優良ショップ」制度を現行のパソコン(PC)向けから、今後はスマホやアプリにまで広げる。広告の分析機能や運営効率化に役立つ機能なども実装する予定だ。


■月商1億円超が24店増
 下期戦略共有会の冒頭では、河野奈保常務執行役員が楽天市場の現状を紹介した。17年6月における月商1億円超の店舗は、前年同月比24店増の159店に拡大しているという(写真(1)参照)。さらに出店歴が10年を超える店舗も成長していると強調した。
 「楽天は20年に国内EC流通総額5兆2000億円を目指している。そのためには年間15%の成長が必要だ。店舗の皆さまにこの成長をけん引してもらいたい」(河野常務執行役員)と期待している。


■要望基にRMS改善
 半期に一度実施している店舗向けの満足度アンケートを基に、RMS(店舗運営システム)の改善を図る。商品の価格や在庫数を一括更新できるようにしたり、販売期間中の商品において色やサイズなどを追加・削除・並び替えできるようにしたりする。
 メッセージアプリ「Viber(バイバー)」を用いたログイン時の認証システムを年内に実装する予定だ。
 店舗間コミュニティー「RON会議室」を刷新し、店舗同士で悩みや疑問点を共有・解決できるようにするほか、楽天への改善を提案しやすくした。
 店舗の要望に基づき、年内にクーポンアドバンス広告の効果を開示できるようにするという。

(続きは、「日本ネット経済新聞」8月24日号で)

「月間優良ショップ」のアイコンをスマホにも表示

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ガイドライン改定し商品情報を見やすく改善

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記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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