本紙がまとめた中古品EC売上高ランキング(2014年調査)によると、上位30社の売上高の合計は561億1200万円になった。前回調査(13年調査)と比べ、額にして100億2800万円、率にして21・8%拡大した。前回調査で2位だったデファクトスタンダードが前回1位だったコメ兵を抜き、首位に躍り出た。市場拡大を追い風に、ランキング上位企業は軒並み2桁増収を計上している。
中古品EC売上高ランキングは、13年10月―14年9月の間に迎えた決算の実績値を対象とした。リサイクルチェーンのネット部門や、中古品EC事業者などに対して調査を実施した。
ランキング1位はブランド品の買い取り販売サイト「ブランディア」を運営するデファクトスタンダードだった。14年9月期の売上高は前期比46・4%増の63億8700万円だった。同社は、ヤフーやクレディセゾンなどのネット事業者だけでなく、生協やラジオ放送局のニッポン放送など100社以上と宅配買い取りで提携している。提携先ブランドの信用力を生かして中古品を売りたいユーザーを集めている。14年はテレビCMを一新し、潜在ユーザーの開拓を強化した。14年9月期の買い取り件数は、前期比45・5%増だったという。
(続きは本紙12月4日号で)
【第2回 中古品EC売上高ランキング】 上位30社売上は100億円増加/4割増収のデファクトスタンダードが首位に
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