住宅ストック循環支援事業/住宅設備に補助金/断熱窓や節水トイレも対象

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 国土交通省は10月18日、第2次補正予算に盛り込まれた、リフォームに対する補助金の内容を明らかにした。断熱性の高い窓や節水のできるトイレなど、住宅設備の交換にも、国が補助金を支給する。
 新しい補助金は、国交省の「住宅ストック循環支援事業」に基づくもの。既存住宅の流通促進や、リフォーム市場の活性化が同事業の狙いだという。エコ・耐震に関わるリフォームを行う際や、40歳未満の若者が既存住宅を買う際の費用の一部を国が補助する。
 「開口部の断熱改修」や「エコ住宅設備」も補助金の対象になった。断熱やエコの性能基準はJISの規定等に基づく。エコ住宅設備で補助金を受け取るには、3カ所以上の交換が必要になる。
 内窓を設置して断熱改修を行う場合は、サイズに応じて8000~2万円を補助する。節水型トイレや高断熱浴槽といったエコ住宅設備については2万4000円の補助金を支給する=詳細は別表。
 断熱改修やエコ住宅設備の交換で補助金を受け取るには(1)施主が自宅をリフォームすること(2)住宅が耐震性を持つこと(3)登録したリフォーム事業者であることーーーが条件となる。事業者は法人番号などを事務局に登録する必要がある。
 補助金は工事完了後、国からリフォーム事業者を経由して施主に還元される。
 事業者の登録は11月1日から開始する。補助金の申請は17年6月30日まで受け付ける。同年12月31日までに工事を完了して事務局に報告すると補助金を受け取ることができる。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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