ラオックス/中国の実店舗を閉鎖/今後は越境ECに注力

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 免税店大手のラオックスは3月31日、中国で展開していたリアル店舗をすべて閉鎖した。中国人向けの販売方法として、越境ECに注力していく方針だという。
 同社は11年に南京市に中国1号店を開業し、一時は14店舗まで店舗網を拡大した。店舗運営は、親会社である中国の蘇寧雲商集団と連携して行ってきた。ただ、ここ数年はリアル店舗の売り上げが減少。不採算店舗の閉鎖を進めており、3月31日には中国国内における残りの3店舗を一気に閉鎖した。
 中国向けには今後、越境ECによる販売を強化していく。ラオックスは昨年8月、アリババグループの越境ECモール「天猫国際(Tモールグローバル)」に出店している。昨年11月11日の「独身の日」セールでは約3億円を売り上げた。同モールに出店している日本企業の売り上げ実績としては2位だったという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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