【インフォマーシャル〈出稿量データから見る商品戦略〉】第40回 健康食品内の少数派カテゴリーが変化(2024年9月19日号)

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 1日に何千分、何万分と流されるインフォマーシャル。よく見る商品もあれば、たまに目新しい商品も登場する。しかし、どんな商品も放送回数や放送分数、放送時期などをじっくり調べてみると、売れる理由や各社の戦略・努力が見えてくる。今回は、「健康食品」をさらに分類した「サブカテゴリー」から見えてきた新しい変化に着目した。

■細分化される商品

 インフォマーシャルで放送されるさまざまな商品の中でも、圧倒的に放送分数が多いのは、「健康食品」のカテゴリーだ。毎年、100万分前後は放送されている。
 その健康食品のカテゴリーをさらに細かく分類すると、「ロコモ(骨・関節サポート)」「ダイエット・整腸効果」「生活習慣病予防」「滋養・強壮」「青汁・グリーンチャージ」「肝機能改善」「アイケア」「美肌効果」「ホルモンバランス」「その他」(インフォマーシャル調査会社のハニーマスタードが、データの収集を開始した13年頃に分類)となる。
 このサブカテゴリーごとの放送分数で群を抜いて多いのが、「ロコモ(骨・関節サポート)」だ。次に「滋養・強壮」や「ダイエット・整腸効果」、そして「生活習慣病予防」「青汁・グリーンチャージ」が続く。
 そんななかで、2020年あたりから放送分数をかなり増やしているのが、「その他」のサブカテゴリーだ。
 例えば、15年の放送分数では、健康食品全体が94万1494分だったのに対して「その他」は5513分だった。16年は全体の100万4408分に対して9690分だった。

(続きは、「日本流通産業新聞」9月19日号で)

データ提供:(株)ハニーマスタード
 全国で放送されているインフォマーシャルについて、商品カテゴリー別、商品別、局別などに、放送回数、放送時間、価格などすべてをデータベース化し、プロモーションやマーケティングコンサルティングなどの事業を行う。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

インフォマーシャル〈出稿量データから見る商品戦略〉 連載記事
List

Page Topへ