【ヒットの秘密】 累計販売着数は4万着を突破〈「アクティブワークスーツ」〉/「機能性」「ニーズ」が鍵に(2022年9月1日号)

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「アクティブワークスーツ」第10弾

「アクティブワークスーツ」第10弾

 スーツのAOKI(アオキ)がEC限定で販売する「アクティブワークスーツ」が、ヒット商品となっている。21年2月の発売以来、同シリーズの累計販売着数は4万着を突破したという。アクティブな動きに対応でき、シーンを選ばず使用できる、高い汎用性・機能性が好評だという。今年8月には同シリーズの第10弾となる新商品を発売。同社では、社会のニーズの変化に対応した商品開発を行っている。
 「アクティブワークスーツ」は、同社のスーツブランド「AOKI」「ORIHICA(オリヒカ)」のECサイトで販売している。
 「スーツはもっと自由に。もっとアクティブに」が同シリーズのコンセプト。「気軽さ」を重要視しているのだという。
 「当社で60年以上培ってきた『スーツをつくる』技術を生かした、『きちんと感』のある商品」(同社)だとしている。「ビジネスからプライベートまで幅広く使用できる汎用性の高さが好評」だという。
 今年8月1日に、「アクティブワークスーツ」シリーズの第10弾となるアイテムの販売を開始した。
 オールシーズンに対応でき、ストレッチ性に優れているという。自宅で洗うことができるウォッシャブル仕様。ひもでウエストの調整も可能だ。
 第10弾では、コロナ禍で減少していた出社のニーズが再度盛り上がりを見せているのを受け、商品には、織物特有の「きちんと感」「しっかり感」が感じられる「オールシーズンストレッチ素材」を採用したという。同素材は、帝人フロンティアが提供しており、「ハリ感があり、伸縮性も抜群」(同社)だとしている。
 芯地や裏地を極限まで省いており、軽い着心地を追求しているそうだ。「きちんと感のある仕立て」と、さらっと羽織れるジャケットの「軽い着心地」を両立しているという。
 ノーネクタイスタイルやTシャツとの相性が良いデザインであるため、さまざまなシーンで使用できるとしている。
 同社では、21年2月の発売以来、「テレワーク」「出社回帰」など、シーズンごとに、社会的なニーズに対応した新商品を発売している。社会のニーズの変化を反映した、機能性の高い商品を開発・販売を行っていることが人気の一因のようだ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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