【ニュースの深層】□□102〈特商法 20年度上半期執行状況〉/業務停止命令が増加 17件中14件は通販

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 20年度上半期(4~9月)の特定商取引法に基づく、国による業務停止命令件数は、前年同期比5件増の17件だった。上半期の業務停止命令件数は、16年度が3件、17年度が2件、18年度が2件となっていたが、19年度は12件と急増していた。20年度はさらに上回る件数となった。偽ブランド取り扱い事業者の一斉処分を行ったことが影響した。都道府県による業務停止命令は前年同期比2件減の3件だった。

■通販処分が増加、定期購入でも

 20年度上半期の国による業務停止命令17件の内、14件が通信販売の処分となった。4月に、偽ブランド品をアマゾンに出品していたとして13事業者に対し、3カ月間の業務停止命令を一斉に行ったことが大きく影響した。
 消費者庁は8月、ECで健康食品を販売するwonderに対しても、6カ月の業務停止命令を行った。商品購入の際に、定期で購入させ、解約通知がない限り、無期限の契約である旨を明記していなかった。解約条件を目立つ位置に記載していなかったことも違反と認定された。定期購入販売に関しては、消費者庁で、法改正に向けた検討会が行われている。

(続きは、「日本流通産業新聞」」10月22日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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