【ユニシティ・ジャパン セールス&マーケティング ディレクター 手塚幹夫氏】 /今期2桁増収へ、1月には新プログラムも(2024年10月10日号)

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 ユニシティ・ジャパン(本社東京都、スチュワート・ヒューズ会長兼CEO)ではこのほど、24年12月期の売上高が、前期比で2桁増収となる見込みであることを明らかにした。同社では、トップリーダーとのコミュニケーション強化を図っている。会社が実施するイベントやプロモーションがグループに早く正確に伝わり、効果的に活用されるようにするのが狙いだ。コミュニケーションの強化が、結果的に、売り上げ向上につながっているようだ。25年1月には、さらなる愛用者拡大を目指す「フィールグレート・プログラム」を導入する予定だとしている。ユニシティ・ジャパンの手塚幹夫セールス&マーケティングディレクターに、成長の要因を聞いた。

イベントに合わせてモチベ喚起

 ─業績が好調と聞いた。要因は。
 順調に伸びている。この勢いであれば、24年12月期の売上高が、前期比で2桁成長になるのは間違いない。
 大きな要因として二つ挙げられる。
 まず一つ目は、今年、米国本社のスチュワート・ヒューズCEOが、5月と8月、これまでの自身の経験・知識を詰め込んだメソッド・トレーニングを、日本で初開催したことだ。
 参加条件を達成したメンバーが、5月は230人、8月は300人が集まった。
 トレーニングの内容は控えるが、ビジネスメンバーに対して、明確なビジョンを持たせることができた。ビジネスに対する意識と活動の向上につながったと思っている。
 業績向上の二つ目の理由として、トップリーダーである平山・森本ダブルダイアモンド、磯飛ダブルダイアモンドの存在がある。この2組の協力あってこそ成しえているものと考えている。
 ユニシティでは、グローバルコンベンションを2年に一度、開催している。今年は、10月11・12日の2日間、タイ・バンコクで開催する。日本からは、500人以上のメンバーが参加する。そのうち、プロモーションを達成してリワードトリップとして参加する人が、半数以上を占めている。
 昨年は、日本で、ノースアジアコンベンションを開催した。日本・韓国を中心に各国のメンバー約7000人が集まった。
 グローバルコンベンションは、世界中から数万人規模のメンバーが集まる。イベントに向けて、メンバーのモチベーションも上がる。一方で、グローバルコンベンションは毎年開催できない。
 そこで、グローバルコンベンションの行われない年に、ノースアジアコンベンションを開催し、数千人規模の中でメンバーを表彰する。
 これらのコンベンションを毎年開催することによって、メンバーがユニシティの規模やビジョン、可能性を実際に目にする。そのことによって、このビジネスの確信につなげてもらう。
 コンベンションだけでなく、リワードトリップや、前述のメソッド・トレーニングなどを含めた、年間のイベントやプロモーションの計画を、期が始まる前に提示している。
 その際に、平山・森本ダブルダイアモンド、磯飛ダブルダイアモンドとコミュニケーションを図り、それぞれのイベントやプロモーションについて会社の目的などを伝えてもらっている。彼らは、トップダウンで戦略をグループに落とし込んでくれている。

(続きは、「日本流通産業新聞」10月10日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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